こんにちは☀️ぽりっしゅです!
今回のブログは
車高調の取付についてです!
車好きの方なら一度は
車高を落としてみたい。。
と考えたことはあるのではないでしょうか。
低くて見た目がカッコよくなるし、走行性能も上がるしカスタマイズにするにあたって鉄板の箇所だよね!
でもダウンサスや車高調って部品代も工賃も高いし、種類もたくさんあってすごく悩んでしまいますよね。
工賃を抑えるために自分で作業しようと考える方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
でもでも、車好きなら足回りを自分の手で触わってみたくはないですか!?
足回りの作業は走行に直結する部分で失敗していたら怖いし…など不安はあるかと思います。
が、実は足回りの作業は
案外簡単な作業なのです!!
作業時間は結構かかるよ!
あとアライメント調整は機材がないとできないよ!
簡単に言ってしまえば今ついているものを外して、新しいものをつけるだけで作業完了です。笑
このブログは自分で足周りの整備をしてみたい!という方の参考になればと思っております。
※我流の部分もありますので作業は自己責任でお願いいたします。
☆車高調を装着した車の変化(車高調の効果)を知りたい方は別記事で☆
この記事でわかること
- 車高調の取付方法
- 車高調取付の手順
- 車高調取付は案外簡単
車高調取付説明書通りの手順ではあるけど作業は自己責任でお願いね。
ちなみにぽりっしゅが使っていたのは緑足と呼ばれるTEIN FLEXZだよ!
車高調取付手順
車高調取付は以下の手順で実施します。
車高調取付手順
- 前側をジャッキアップする
- タイヤを外す(前)
- 純正サスペンションを外す(前)
- 新しい車高調を取り付ける(前)
- タイヤを付ける(前)
- 前側をジャッキアップから下ろし後側をジャッキアップする
- タイヤを外す(後)
- 純正サスペンションを外す(後)
- 新しい車高調を取り付ける(後)
- 後側をジャッキアップから下ろす
- タイヤを付ける(後)
前後の順番はやりやすい方からでOKです。ちなみに後ろの方が時間がかかります。
筆者はフロント30〜40分、リア1時間半〜2時間、ジャッキアップやタイヤ付けたりの作業1時間くらいが合計でかかる時間です。
4時間くらいで作業時間を見積もっています。
念の為ですが作業前に
ハンドルが真ん中(タイヤが真っ直ぐの状態)になっているか
確認してください。ハンドルをセンターに合わせてから作業を行います。
作業する時に使用する道具を以下にまとめています。
- ガレージジャッキ
- 馬
- トルクレンチ
- 19mm,17mm,14mm,10mmのソケットorメガネレンチ(車によってサイズが異なるかもしれません)
- トンカチ
作業時の注意点で
左右同時にジャッキアップ
する必要があります。
理由は後から説明するね!
そのため車載されているジャッキアップではなくガレージジャッキを使用して左右を馬にかける必要があります。
もしくは車載ジャッキを2つ用意して左右同時にジャッキアップする必要があります。
前後は別々でも大丈夫なので最低2つ,同時にジャッキアップできる器具が必要だよ!
では順番に手順をご説明します!
タイヤを外す
1つ目の手順がタイヤ外しです。普段のタイヤ交換時同様にタイヤを外せばOKです。
注意点は必ず左右どちらも同時にジャッキアップしてください。
写真は前後とも上がっていますが、前だけ上げるor後だけ上げるでもOKです。
車高調作業は片輪ずつではなく両輪同時に作業しなければいけません。
片輪ずつ行うと先に作業した方は問題ないけど後から作業する側のショックアブソーバーが抜けなかったり、新しいアブソーバーにローターが届かなかったりするよ!(左右の高さが合っていないため)
さらに左右別々にジャッキアップして作業をすると最悪
ドライブシャフトが破損する恐れ
がありますのご注意ください。
作業は必ず両輪同時に行いましょう!!!
両輪のタイヤが外れたらタイヤハウスの中に装着されているショックアブソーバーにアクセスできます。
サスペンションを外す(フロント)
2つ目の手順はショックアブソーバーを外します。
フロントから作業していますが先にリアでも問題ないです。好きな方から作業してください。
フロントサスペンションはボルト3つ(上)、ブレーキホースのボルト1つ、ローターのボルト2つの合計6つで車に装着されています。
6つのボルトを外せばショックアブソーバーは外れます。小さいクリップも外すの忘れずに。
こんな大事な部品でもたった6つ、しかもボルトで装着されてるだけなんだぁ〜。
何度が車高調脱着をする事で作業が上手く進みやすいボルトを外す順番を見つけました!
参考にしてください!!
①上のボルトをはずのではなく緩めます
【緩めるだけ】
がポイントで完全に外してしまうとタイヤハウス内のボルトを外す際にショックアブソーバーが安定せずボルトが緩まなかったり、
タイヤハウス内のボルトから外すと最後に上のボルトを緩める際ガタガタして緩みにくかったりします。
そのため上のボルトは初め緩めるだけにしておいてほかのボルトを全て外した後,1番最後に外しましょう!
②3つのボルトを緩めたらブレーキホースのボルトを外します。
ここ結構硬いです。
筆者はトルクレンチと同サイズくらいのレンチで力をかけたらようやく緩みました。
③ロータのところについている2つのボルトを外します。
このボルト2つは左右でクルクル回ってしまうので右左どちらも抑えて緩めないといけません。
片方だけ回してもずっと回り続けてしまいます。緩んでからも外れにくいのでトンカチでネジ山側を叩くと簡単にボルトが外れます。
④最後に写真の左側に写っている小さいクリップを外します
このクリップはブレーキホースを配線しているクリップだよ!
⑤最後に上の緩めてあるボルトを外します
ここで非常に重要な注意点があります!
サスペンションは非常に重いのでボルトが抜けるとサスペンション本体が下にに落下します。
落下するとサスペンション下にある
ドライブシャフトに直撃しますのでドライブシャフトが破損する可能性があります。
上のボルトを外す際は必ず片手でサスペンションを持ちながらもう片方の手でボルトを緩めてください!!
無事アブソーバーが外れると下の写真のような状態になります。
タワーバーがついている方はタワーバーも外してください。
この作業を左右どちらも行ってフロント側サスペンション外しは終了です。
ボルトを緩めてサスペンションを外すだけだから全然難しい作業はないけど
フロント側はサスペンションのすぐ下にドライブシャフトがあるからそれを痛めないように慎重に作業しなければいけないね!
慎重に!と言うと心配になるけど普通に作業していればドライブシャフトとサスペンションが干渉することはないよ!
サスペンションを外すときに落とさないようにするのとつけるときに誤って落ちないようにすることが大切だね!!
サスペンションを取付(フロント)
3つ目の作業は新しいサスペンションを取付けます。
外した手順の逆で装着すればOKです。しかしなかなか大変な作業(パワー的な作業)もありますので楽にする方法を紹介します。
何が大変なのかというと
重いサスペンションを持ち上げながらサスペンション上の3本のボルトを車側の穴に通さなければいけません。
これが本当に大変です。
さらにこれがピロアッパーの車高調だと上部がクルクル動いちゃうのでさらに大変…。しかも結構重い…。
外すときは支えて下に下ろすだけなのでドライブシャフトを傷つけないことだけ意識すればよかったですが
装着する時は力づくで持ち上げなければいけません。
筆者は踏ん張って力技で差し込みましたが中には膝のあたりでサスペンションを挟んでボルトを穴に通す強者もいました。笑(これたぶん身長高くないとできません)
3つボルトありますがとりあえず1本だけ通して通った瞬間ナットを少しでも締めればそこが引っかかってくれるのであとはゆっくりやれます。
なので1本だけでも通すことを重視するといいです!
※向きがあるやつもあるのでそこだけ間違えないようにしてください。
上のボルトが付いたら次はローターのボルトをつけます。
サスペンション自体が純正品と比べると短くなっていますのでローターを上に持ち上げなければいけません。
しかしこれがむちゃくちゃ重くて到底サスペンションのボルトの位置までローターが上がりません。
ここで作業を簡単に進めるコツがあるよ!
ぜひこの方法を試してみてね!
方法は
ローターの下にジャッキを当ててローターを上にあげていきます!
ジャッキで重いローターを上にあげていきながらボルトがはまるちょうどいい高さまであがったらボルトをはめてジャッキを外しましょう。
ボルトをはめるときも抜くとき同様トンカチで叩いてあげると簡単にはまります。
あとは外すときに外したクリップとブレーキホースのボルトを止めてフロントサスペンション側は作業完了です。
それぞれの締め付けトルクは以下の通りです。
上のボルト 20
ブレーキホース 33
ローター 155
サスペンションを外す(リア)
4つ目はサスペンション外しリアです。
この記事では4つ目の手順になっていますがこの手順を2つ目にしても問題ありません。
フロントとリアは好きな方から作業してください。
リアもフロントと同じくらいの数のボルトしかありません。
上のボルト2つ、ラテラルリンクのボルト1つ、スタビリンクのボルト1つ、サスペンションのボルト1つ、オートレベライザーのボルト1つ(左だけ)の合計5つ(左は6つ)です。
※筆者の作業方法ではラテラルリンクの1番内側のボルト(デフとラテラルリンクを繋いでいるボルト)を外してサスペンションを外しますが、1番外側のボルト(ラテラルリンクとローターを繋いでいるボルト)を外す方法もあります。やりやすい方で作業すればいいと思います。
リア側作業の方が時間がかかります。
リアはフロントとボルトの数は同じですが下に潜り込まないと作業ができません。
それだけでなくサスペンションを手で支えながら車体側のボルトを付けることができなかったり、
ラテラルリンクに取り外したボルトを差し込むのが大変
なのでフロントに比べるとコツがいる作業が多く,時間がかかる可能性が高いです。
前置きが長くなったけどリアのサスペンション交換の手順を説明するね!
外すボルトが1列に並んでいるのでわかりやすいです。
外し忘れは起きないはずです!
フロント同様,サスペンションのボルトは片側だけだとボルトがクルクル回ってしまうのでどちらも抑えて緩めなければいけません。
ボルトを外してラテラルリンクがデフから外れると下の写真のようになります。
上の写真ではすでにサスペンションが外れていますがリアのサスペンションを外す際はフロントのようにサスペンションを支えながら上のボルトを緩めることはできません。
車の下とトランク内だからね。。
絶対手は届かないよね…。
フロントはサスペンションを支えながらボンネットに手を入れてボルトを緩めることができましたがリアはトランクの中にボルトがあります。
そのため1人で同時にサスペンション本体を支えながら車体側のボルトを緩めるのは不可能です。
では1人で作業する場合はどうするのか。
- ジャッキなどでサスペンションを支えながら上のボルトを緩める
- 初めに上のボルトを外しておき,ラテラルリンクを下げながら一緒にサスペンション外す
どちらかの方法を行えば安全にサスペンションを落下させることなく外すことができます。
筆者は後者で作業しています。
前者で作業したこともありますが何度かジャッキで支えることに失敗したことがあり上のボルトを外した途端サスペンションが下に落下しました。
破損はしませんでしたが…。
後者であればフロント同様サスペンションを支えながら外せるので安心だね!
これを左右行えばリアのサスペンション外しは終了です。
サスペンションを取付(リア)
5つ目の手順がリア側のサスペンション取付です。これもなかなか難敵です。
作業が難しいというよりは作業にコツがある感じです。
作業を行うとわかりますがコツをうまく掴まないとラテラルリンクにボルトが全く入りません!!
さらにサスペンションの上のボルト2本を車側につける際もサスペンションを支えながらナットをつけることができませんのでコツが必要です。
その作業をする時だけもう1人人がいるととっても楽になるね!
筆者もリアサスペンションの取付作業はコツをつかむまでべらぼうに時間がかかっていました。
何度かやるにつれてコツをつかみ時間が短縮しましたのでその方法をお伝えします。
以下に私が1人で作業する時にどうしているかをまとめました。
コツ①
サスペンションをいったんラテラルリンクに差し込み(軽くで良いよい。奥まで差し込んではいけない)ラテラルリンクをジャッキアップしながらトランク内の穴にサスペンションのボルトを通す。
ボルトが穴を通ったらトランクにいきナットをつける(締め付けはしない)。
ナットをつけたらラテラルリンクのジャッキを外し,サスペンションからラテラルリンクを外す。(←支えの段階で奥まで差し込んではいるとここでサスペンションがラテラルリンクから抜けません)
コツ②
長いものからラテラルリンクに装着していく。おそらくサスペンション→スタビリンク→レベライザーのように外側から順にボルトをつけていく。(これも仮締めでOK)
※ラテラルリンクのボルトを1番内側ではなくローターのボルトを外して作業する方は短い順での作業になります。
ボルトが入りそうで入らないときはトンカチで叩いてあげると簡単に入るので楽。
コツ③
サスペンションの長さが変わっているためスタビリンクの高さが全く合っていません。
そのためそのままではラテラルリンクにスタビリンクをつけることができないため、ローター部分とラテラルリンクを車載ジャッキとガレージジャッキを使って持ち上げる。
2つのジャッキをうまく使いながらボルトがはめれる位置を探す。(車やサスペンションの種類によってはサスペンションとラテラルリンクがうまくはまらない場合もあるのでその際はサスペンションも2つのジャッキを使っていい位置に調整する必要があります)
その他外したボルトも全て仮締めする。(←他のボルトもうまくはまらなければジャッキでラテラルリンクをずらしながら作業を行うとよい)
言葉だけだととてもわかりづらいと思いますが作業していただくと何となくわかるのではないかと思っています。(^◇^;)
リアは取り付けする際に
あれ!?ラテラルリンクに届かない!ボルト付けれないじゃん!!
とか
ラテラルリンクの幅と差し込むものの幅がぴったしでボルト穴のところまでものが下がらない!
といった悩みが多々あります。
ジャッキを使って作業をすれば簡単に差し込みや位置合わせができるので非常にオススメです。
ぜひご自身で作業される際はこの方法を使ってみてください!
この作業に限らず、ラテラルリンクを交換する作業とかにも使えそうだね!
車の中でも大事な部分だからそれぞれの部品がカッチしとはまっている分硬くなっているんだよね。
全てボルトが装着されたら最後に全てのボルトにトルクをかけて作業終了です。
それぞれの締め付けトルクは以下の通りです。
外側から
サスペンション下側 85
スタビリンク 38
オートレベライザー 7,5
ラテラルリンクとデフのボルト 120
サスペンション上 20
タイヤを戻す&車高調整
この手順はプラスαと考えてもらって結構です。(タイヤ戻すのは必須ですよ!)
車高調取付作業は上の工程までで完了ですが車高が調整できるのが車高調のいいところです。自分好みの高さがある場合は取付が終わった段階で付属のレンチを使って車高の調整をしてください。
車高の調整方法はメーカーによって千差万別なので付属の取説とかを見てもらった方が良いかと思います。
理想の車高を見つけてスタイリッシュな車になるといいね!!
作業後のアライメント作業は忘れずにね!!!
TEIN製車高調の車高調整と減衰調整方法
ちなみに参考でお伝えです。
筆者が使用しているTEIN製の車高調で車高調整をする場合
付属のレンチを使用してサスペンションの真ん中辺りにあるリングを回して車高を上げ下げします。
長年使用しているとサスペンションに砂がたくさんついているよ!
砂がついている状態で車高調整をするとよくないから砂を払ってから作業してね!
続いて減衰調整の方法はフロントはボンネット,リアはトランク内です。
サスペンションの1番上に黒いキャップがついた棒のような物が立っています。
キャップを外し棒の先端についているダイヤルを回すと簡単に減衰調整ができます。
右に回すと減衰力が高くなるよ!
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます!
画像が少なく文字ばかりになってしまい分かりずらい部分もあったかと思いますが
作業を進める上で上手く進むコツはぜひ参考にしていただきたいです!
時間はかかるものの作業内容に高度な部分はなくやり方さえ把握していれば誰でも作業はできると思います。
車好きならば一度は触ってみたいであろう足回りなのでチャレンジしてみたい!という方は応援しています!!!
車高調を導入した後の車の乗り味の変化等は別記事でまとめてますのでご興味あればご覧ください。
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