今回の記事はPart2です!
Part1では【車高調増導入するべきか】とか【車高を下げた時の走行性能の変化】を中心にブログを書きました。
Part2では【乗り心地】に重きをおいた内容になっています。
車高に手を加えた時の乗り心地ではなく、走行性能がどのくらい変わるのか知りたいよ!!
という方は別記事をご覧ください↓↓↓↓↓↓
車高を下げるとレーシングカーみたいになってかっこよくなるのはわかるけど乗り心地が‥。
このような悩みはありませんか??
自分専用の車など自分しか乗らない車であれば乗り心地を気にすることはあまりないとは思いますが
【家族と共有している車】とか【自分の車だけど家族乗せることがよくある】
という車の使い方であれば乗り心地が変化してしまうのは大問題ではないでしょうか。
このブログはこのような悩み解決の参考になればと思って書いています!
この記事でわかること
- 車高調を導入したとき乗り心地はどう変わる?
- 乗り心地を変えないで車高を下げる方法はあるの?
車高を下げたいけど悩みが多い
上でも書いた通り自分専用の車でない場合車高を下げることによる乗り心地の変化は大きな問題でしょう。
さらに乗り心地は写真や動画では絶対に分からない部分で普段使っている道路によっても変わりますし、人によっても感じ方が変わります。
ならこのブログ読んでも意味ないじゃん!!!
とは思わないでください‥💦笑
乗り心地は実際に現物に乗ってみないと分からない感覚的なもの
ということを承知の上でなるだけわかりやすく伝えようと尽力しています!!
【乗り心地】という人の感覚的なものを言語化して伝えようとしているのでまわりくどい表現になっているところがあるかもだけどお許しを💦
車高を下げたときの乗り心地の悪化
ほんとに車高を下げた時に乗り心地が悪化するのかというと
悪化します。
というのが結論です‥。。
【悪化する】とは言っても乗り心地の何を悪化と捉えるかによっても変わってきます。
よく言われる
【乗り心地が硬くなる】
が乗り心地の変化の症状です。
乗り心地が硬くなるというのはよく言えば乗り心地ががっちりするということだよ!
なんで乗り心地は硬くなるの?
乗り心地が硬くなる原因は
①減衰力の影響
と
②バネレートの影響
の2つです。
車高調であれば①&②、ダウンサスであれば②が影響をしています。
②のバネレートは言葉のままなんとなくバネの硬さかな?とイメージできると思います。
では①の減衰力とはなんでしょうか。
減衰力とは簡単に言えば
車のタイヤホイールとボディをつないでいる部品の硬さと考えれば分かりやすでしょう!
このつなぎ目が硬ければ車は安定しますが乗り心地は硬くなり、つなぎ目が柔らかければ車はフラフラになりますが乗り心地はマイルドになります。
一般的に車高調やダウンサスを導入すると純正状態に比べて減衰力とバネレートが共に高くなります。
これが車高を下げると乗り心地が硬くなると言われている理由です!
車高を下げるために使う部品の作りが乗り心地が硬くなる設計になっているんだ
その部品を装着すれば乗り心地が硬くなるのは当然のことだね!
ここからわかる通り乗り心地が硬くなるのは【減衰力】と【バネレート】が影響しています。
そのため車高調の種類、ダウンサスの種類によって乗り心地の変化量は大きく変わります。
さらに同じ車種であっても使用している部品の種類によって乗り心地は異なりますしセッティングが異なれば同車種、同部品でも乗り心地は異なります。
逆に言えばセッティングによってガツガツとした突き上げを感じない状態で車高を落とすこともできるのです!(後で触れます)
ガツガツとした突き上げとは段差などの振動が『ガタン』と車内に伝わってくることだよ!
この突き上げのことを車好きの世界では【乗り心地が硬い】と表現するよ!
車高を下げると絶対に乗り心地は硬くなるの?
では車高調やダウンサスを装備するとの心地は絶対に硬くなるのでしょうか。
基本的にはYESです。
なぜならば上で触れたように乗り心地を硬くする理由を車高調やダウンサスは持っているからです。
じゃあ減衰力やバネレートを変えない部品を作ればいいじゃん!
と思う方もいるかと思いますが減衰力やバネレートが純正同様の部品であれば車高は下がりますが
走行性能の向上が期待ほど望めなくなってしまうのです💦
※車高が下がればボディ下を抜ける空気は減るのである程度の効果はあると思います。
足回りがガッチリすることによる走行安定性やコーナリング性能がなくなるのは車高を下げるカスタムの魅力が半減しちゃうね‥
このような理由から車高調orダウンサスを導入すると多かれ少なかれ乗り心地は悪化すると考えた方がいいでしょう。
ダウンサスの場合は減衰力を調整するショックアブソーバーは純正のままだから比較的乗り心地の変化は少ないよ!
ぎんちゃんが言うとおりで
車高調はスプリングとショックアブソーバーをどちらも交換しますがダウンサスはショックアブソーバーはそのままでスプリングしか交換しません。
そのため車高調と比較をすれば乗り心地の変化は少ないです。
※スプリングのバネレートによっては例外もあり
乗り心地が悪化しない方法がある!?
さっきと言ってることが違うじゃん!!
と思わないでください笑。
実は車高調によってはさまざまな調整手段があったりとてもマイルドなタイプもあります。
※そのようなタイプであっても純正状態から全く変わらないというのは多分難しいのでお間違えなく
スバルのレヴォーグみたいに【電子制御ダンパー】という半端ない装備が搭載している車もありますがその話はおいておきます。
もし電子制御ダンパーにご興味があれば別記事をご覧ください!
話を戻します。
車高調の調整手段とはなんでしょうか。
そんなに感覚が変わるのでしょうか。どのような仕組みなのかまとめていきます。
車高調の減衰力調整
減衰力調整はダウンサスにはない機能です。車高調のみについている機能でいつでも減衰力を簡単に変えることができます!!
へぇ〜!それはすごいねぇ!
それなら乗り心地を使用用途に合わせて自由に変えられるね!
今はだいたいどのメーカーのどの種類の車高調にも減衰力調整はついていると思いますので減衰力調整の有る無しで悩むことはないと思います。
調査不足だったらすいません‥💦
異なるのは減衰力調整の段階がメーカーやメーカー内でも車高調の種類によって異なっています。
筆者が使用していた車高調(TEIN FLEX Z)であれば以下画像のようになっていました。
これらの画像の赤丸の部分が減衰力調整のダイヤルです。
フロントとリアそれぞれ簡単にアクセスできる場所に減衰力調整のダイヤルがついていました。
この車高調では16段階調整が可能でした。
減衰力16段階の体感ですが全く異なります。
1段でも純正状態よりかは硬さはありますが、16段では街中では落ち着いて乗っていられません。
私はフロント10、リア11を基準にして乗っていました。
基準にしていた減衰より高くして乗ると高速道路などの継ぎ目で車がスピンしそうになるくらい硬くなります。サーキット走行時などスポーツ走行する時には向いているでしょう。
なので減衰調整はできますが高すぎる減衰は街乗りには向きません。
実際に筆者は基準値のまま使っていても家族を乗せた際に苦情が出ることはなかったらしいよ!
確かにガタガタはするけど‥
くらいな感じだったみたいだね!
仮に乗り心地が悪い!!
と言われても減衰調整の段階が基準値から下に約10くらいあるので乗り心地をマイルド方向に振ることも容易です。
基準値から約5〜6段階上げて街乗りできないくらいの乗り心地になってしまうので基準値から下に約10段階あればどれだけマイルドな乗り心地になるでしょう。
車高調を導入した場合でもバネレートの高さだけ硬くなる状態(ダウンサスを導入した時と同じ状態)に留めることができるのかもしれません。
筆者がここで1番伝えたかったのが、車高を下げても
減衰調整があるので乗り心地は気にするほど変わらない!!
ということです。
外車とかスポーツカーのような元々ガッチリとした足回りで作られている車の方が乗り心地は硬いかもしれませんね。
車高調であれば乗り心地は悩まなくていい!!
車高調であればマイルド方向にもガチガチ方向にも乗り心地を振ることができます。
かつそれらの変更をタイムリーに行うことができます。
大袈裟に言えば乗り心地に悩まなくて良いのです!
なぜならスポーツ走行やドライブを楽しみたい時には硬めに、家族を乗せるときは柔らかめにという設定が自由にできるからです。
車高を下げる際に乗り心地で悩むのであれば車高調一択です!!
硬さを求めずでただ車高が下がるだけでいいならダウンサスでもいいかもしれないね!
バネレートが高いダウンサスだけにはしないように注意してね!
車高を下げる=乗り心地が悪くなる
という方程式が世の中の常識のようになっているので車高を下げようとすると乗り心地の問題に出くわします。
しかしこのブログに書いた通り車高調には減衰力調整機能があり、乗り心地をいつでも変更することができるのです!
この機能があることによって純正同等とまではいきませんが元々とさほど変わらない乗り心地を維持することもできる。と筆者は考えています。
車高調やダウンサスを検討されている方で【乗り心地問題】で悩んでいる方はべひこのブログを参考にしていただければなぁと思っています!
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