こんにちは🌞ぽりっしゅです!
今回のブログは【バケットシートの取付方法】についてです!
バケットシートを装着することでインテリアの雰囲気がレーシーになったり,運転自体が楽になったりします。
車を運転中,もしくは車内での休憩中でも100%シートは体に触れている部品です。
そのためあらゆる理由で交換を検討される方がいらっしゃることでしょう。
でもシートって部品が高いよね…。
自分で脱着作業できるなら工賃をうかせて少しでも安くしたい!
しかし、シートの交換というと何となく大変で詳しい人でないとできないようなイメージがあります。
実際のところシートの交換ってどのように行うのでしょうか。
実はシートの交換は意外にも簡単にする事ができます!
ボルトを外す工具さえあれば誰でも簡単に作業することができるのです!!
シートの取付をDIYで行うことで部品代が高いシートを少しでも安く装着し,理想のカーライフを実現しましょう!
では詳しくシートの脱着方法を説明します。
この記事でわかること
- シートの取付方法
- シートの取外し方法
純正シートを取り外す
シートを交換しよう!と思い立ったらまず行うことはシートを増設するわけではありませんので今装着されているシートを外さないといけません。
大半の方は元々装着されているシートは純正シートでしょう。
シート取外し手順
- シートの背もたれを適度に倒し高さを1番上にする(電動シートの場合は必ず)&ヘッドレストを外す
- バッテリーのマイナス端子を外す
- シートレールのボルトを外す
- シートについている配線を外す
- シートを取り外す
- シートベルトバックルを外す
では1つずつ説明します。
シートの背もたれを適度に倒し高さを1番上にする(電動シートの場合は必ず)&ヘッドレストを外す
1つ目はシートの背もたれをを適度に倒し高さを1番上にします。
取外すシートが電動シートの場合は1番最初に絶対実施しなければいけないよ!
電動シートじゃない場合は特に意識しなくても大丈夫だよ!
これ結構大事です。(特に電動シートの方)
なぜならこの作業を行っていないと後の作業工程で上手くいかないことがあるからです。具体的には
- シートの背もたれを倒さなかった場合
⇒シートを外に取り出す際にシートの高さの方がドア開口部より高くシートが外に取り出せないもしくはとても大変になる
- シートの高さを上げなかった場合
⇒高さを低くしたいのにシート高さをあげるの?と思いますがあげます。。。理由はシートベルトアダプターを取り外す時にシートベルトのカプラをシートとシートレールの間を通さないといけない
からです。
作業工程で上記の状態になってしまうと途中で色々つなぎ直さなければいけなくなるので大変です。
無駄な手間を発生されないためにも作業をはじめる前に取り外すシートが電動シートの場合は『必ず』シートの背もたれをある程度倒しシートの高さをあげておきましょう。
ヘッドレストはこの段階で外しても良いですがシートを車内から外に取り出す際に取り外すでもOKです。
ヘッドレストはいつでも外せるからね!
シートを外に取り出す時にヘッドレスト無い方が楽だから好きな時にヘッドレストを外そうね!
バッテリーのマイナス端子を外す
2つ目の作業はバッテリーのマイナス端子を外します。
電装品関係の箇所を触る時にショートを防ぐために行う作業です。
今回のシート取外しではシートの座面裏側にエアバックの配線がついています。
その配線を抜き差し(もしかすると加工も)必要になるためバッテリーのマイナス端子を外します。
加工といってもそんなにたいそうな加工じゃないから安心してね!
具体的な方法は後ほど説明しますのでそのまま読み進めてもらってOKです!
シートレールのボルトを外す
3つ目の作業はシートレールのボルトを外します。
ここからようやくシートを取り外すための作業に入ります。
とはいっても純正シートであればシートを固定しているのはシートレールのボルトのみです。
なのでシートレールのボルトを外せばシートは取外し可能な状態になります。
シートレールのボルトはどこについているのでしょうか。
上記画像の赤丸4つの箇所にシートレールを固定しているボルトがとまっています。
後ろ側のボルト2本はカバーがついているのでカバーを外してボルトを緩めます。
シートの右下,左下の出っ張っているところがボルトを隠しているカバーだよ!
筆者の所有車種(スバルWRXSTI VAB型)では14mmのソケットで脱着できるボルトでした。
基本的には14mmソケットで脱着できるボルトを使用している車が多いですが一部異なる車種もありますので作業前にご確認下さい。
シートを固定するボルトのため結構強いトルクで締まっていますので大きめのレンチがあると良いでしょう。
筆者はタイヤ交換の際に利用するソケットレンチを使用してシートレールのボルトを緩めました。
メガネレンチではボルトが全く動かなかったです(–;)
締め付ける時は必ずトルクレンチを使用してね!
締め付けトルクは各説明書を見てね!
固く締まっているボルトですが外すだけの作業なので特段難しい作業ではありません。
4本ともボルトが外れたらこの作業は完了です!
次に移りましょう。
シートについている配線を外す
4つ目の作業はシートについている配線を外します。
シートの配線はだいたいシート座面の裏側とシートの下についています。
こちらは先程も1度使用した画像です。
画像はシートを車外に出した後ですがシートレールのボルトを外した段階でシートを後ろに傾けると2本配線が見つかります。
- エアバックの配線
- シートベルトの配線
- (電動シートやシートヒーターの配線)
です。
最後の【電動シートやシートヒーターの配線】は外すシートに装備されている場合は配線があります。
筆者の車は電動シートもシートヒーターもありませんので【エアバックの配線(黄色)】と【シートベルトの配線(黒色)】の2本です。
それぞれの配線がカプラで接続されていますのでカプラを外すのみでOKです。
シートから出ている配線のカプラを全て外せばシートは車の中に置いてあるだけの状態となります。
そうなればシートを車外に取り出せるようになります。
シートを外す
シートを車外に取り出してみましょう。
ただ取り出すだけなので簡単なのですが純正シートはとっても重いので頑張ってください!!
純正シートは結構重いので取り出すのは一苦労だよ!
しかも土台が金具なので社外に取り出す際にボディにあたると傷がつくから気をつけてね!
ぜひ覚えておいてもらいたいシートを取り出す際の注意点があります。
シートを外に取り出す出す時の注意点
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【サイドシルに緩衝材をおきましょう】
緩衝材はタオルなどなんでもよいです。クッション的役割を果たしてくれるものをサイドシルに被せて下さい。
シートの土台になっているシートレールは金具で作られています。
しかも先端が非常に鋭利になっています。
そのため車外に出す際に金具がサイドシルに当たってしまうと簡単に傷がつきます。
大切な車に傷がついてしまうとどうにもやるせない気持ちになってしまうでしょう。。
そのようなリスク回避をするためにも必ずシートを外に取り出す時にはサイドシルに緩衝材を被せましょう。
さらに土台にも靴下のような緩衝材を履かせると尚傷がついてしまうリスクを回避できますのでオススメします!
画像内赤丸のように筆者は2足靴下を履かせています。
画像は後ろ側しか写っておりませんが前側2つも同様に靴下2足を履かせています。
シートベルトバックルを外す
無事にシートを社外に取り出すことができましたら新しいバケットシートを取り付けよう!
と、なってしまいそうですがちょっと待った!です。
元々のシートからシートベルトのバックルを取り外さなければいけません。
筆者が交換したシートは運転席のためシートベルトバックルは左側についています。
シートベルトバックルをシートから取り外すには
- シートベルトバックルを取り付けているボルトを外す
- 配線をシートレールから抜く
2つの作業を行います。
シートベルトバックルのボルトは10mmのソケットを使用して取り外します。
次に配線をシートレールから抜きます。
1つ上の画像にある配線部分を拡大した画像です。
配線を固定しているのはクリップを通ってさらに下につながっており銀色の鉄板のような箇所の下から配線が中に入り込んでるのがおわかりでしょうか。
配線が鉄板のようなものと触れる箇所は断線防止なのか黄色のテープで保護されているね!
この配線の先端が先程外したカプラになっています。
そのためシートの高さをある程度まで上げておかないとカプラがシートとシートレールの間を通らずシートベルトバックルが外せません。
手動シートならばこの段階で高さを調整すれば良いですが,電動シートの場合は調整ができません。
なのでバッテリーを外す前にシートの高さをある程度上げておかないといけないのです!
電動シートでこの段階でカプラが通らない!となるともう一度シートを車内に入れて,カプラをつないで,バッテリーをつながなければいけません。
すごく大変なのでシートをある程度の高さまで上げておくことを忘れずにして下さい!
シートベルトバックルが外れたら元のシートは用無しになります。
筆者は純正シートを自宅に置いてイスとして使っていました。
リクライニングができますし背もたれの角度を調整する事もできるイスになるので案外重宝してました笑
特に違和感もなくないですか!??
また車種によっては椅子にする用の土台が販売されています。
純正シートを倉庫に眠らせておくのではなく,車から離しても日々の生活で役に立ってくれることでしょう!
バケットシートの取付
純正シートが取り外されようやくバケットシートを取り付けることができる状態になりました。
基本的には取外しと逆の手順で行えばOKです。特段難しい作業はありません。
シートの取付手順
- シートレールの組み付けとシートをレールに取りつける
- シートベルトアダプターを取り付ける
- エアバックの配線処理をする
- バケットシートを取り付ける
- バッテリーのマイナス端子をつける
では1つずつ説明します!
シートレールの組み付けとシートをレールに取りつける
まずは事前準備的な作業です。
この作業は事前にやっておくこともできるので時間がある時に自宅などで組み付けておいても良いでしょう。
事前にやっておくと脱着作業の時間が短縮されて得した気分になりますw
取付作業中に行っても問題はないよ!
やれることは事前にやっておくと楽になるのでオススメしてるよ!
シートレールの組み付けとはシートレールをよく見る形(四角のフレーム)にする作業です。
一部組み付け後ですがシートレールは初めから四角い形にはなっていません。
四角を構成しているフレームが1本ずつに分かれていますので事前に自宅などでシートレールを組み付けておくとシート脱着の作業時間が幾分短縮されます。
レールだけだと前後の動きがとても悪いよ!
前後の動きが悪くてもシートをつければ直るから気にしなくていいよ!
筆者は事前にシートレールを組み付けて,さらに組み付けたシートレールの上にシートも装着しました。
あとはシートベルトアダプターを取り付けてボルトを取り付けるだけという状態にしておきました。
実際の作業時は取付にかかる労力はとっても少なかったので助かりました。
車によってはシートレールを車に取り付けてからシートを取り付けるスペースがある車種もあります。
その場合はシートレールとバケットシートを別々に車内に入れた方がいいと思います。
なぜならシートを入れる時にシートレールをサイドシルに当ててしまい傷をつけるリスクが減るからです。
シートレールだけを車内に入れるのであればボディに当ててしまうことはないだろうし,シートであればボディに当ててもそう簡単には傷になりません。
車内でもシートレールにシートを装着するスペースがありそうならばシートレールを取り付けた後シートを取り付けることをオススメします!
シートベルトアダプターを取り付ける
次に元々のシートから取り外したシートベルトバックルを取り付けます。
外した時と逆の手順で取り付けましょう。
バケットシートにシートベルトバックルを取り付ける際はシートの高さを気にする必要はありません。
シートとシートレールの間に隙間はないので配線はシートレールの下に通しカプラと接続します。
なのでシートベルトバックルを取り付けるにはシートレールにシートベルトバックルを固定するだけでOKです。
シートベルトバックルが固定できましたら次の作業へ進みます。
エアバックの配線処理をする
ここから車内側の作業です。
まずは純正シートから取り外したエアバックの配線処理を行います。
今どきエアバックがついていない車はほぼありませんのでバケットシートを車検適合にするためには避けては通れない作業です。
バケットシートを車検適合にするには他にも要素があるよ!
別のブログで解説してるから気になる人はそっちを読んでね!
このエアバックはサイドエアバックの配線でシートのドア側から出てくるエアバックです。
逆に言えばバケットシートにはサイドエアバックがありませんのでエアバックの警告灯が点灯しないために配線を処理しなければいけません。
もしかすると筆者が知らないだけでサイドエアバックがついているバケットシートもあるかもしれません。
配線処理の方法は筆者が知っているので2つです。
- 配線を加工する
- キャンセラーを噛ませる
筆者が行ったのは【配線加工】です。
配線加工と聞くと身構えてしまいますがそんなすごいことをするわけではないです。
BRIDEさんから発売されているエアバックキャンセルの専用部品を使用します。
これです。
画像はエアバックキャンセラーに配線分岐コネクター(赤色のやつ)が既に装着されている状態です。
赤色の配線分岐コネクターのもう片方空いているところに純正エアバックの配線を噛ませてエアバックキャンセルを行います。
黄色と黒の四角いやつがエアバックのカプラだよ!
カプラから出ている配線にエアバックキャンセラーを赤色の分岐コネクターを使って噛ませるよ!
純正エアバックの配線は黒色の保護カバーに覆われているのでカッター等で保護カバーを割いて配線にアクセスしてください。
エアバックキャンセルの作業はこれだけです!
BRIDEさんのエアバックキャンセラーを買えば取付方法が図を使って説明されているので簡単に取り付けできると思います。
この作業を行えばエアバックのカプラをつながなくてもメーター内のエアバック警告灯が点灯する事はありません。
シートを取り付ける
エアバックの配線処理が完了したら念願のシート取付を行います。
純正シートを車外に取り出す時同様,サイドシルを傷つけないように緩衝材を被せます。
シートレールだけをいったん取り付けてその後シートを車内で組み付ける場合はサイドシルを傷つけてしまうことはほぼないね!
バケットシートは(シートにもよりますが)純正シートよりも軽いことが大半なので車内に入れる時はさほど大変ではないでしょう。
無事車内にシートが入りましたらまずはシートベルトバックルの配線を見つけ,カプラを接続します。
その後シートレールのボルト穴の位置を合わせ4箇所ボルトを締め付けます。
これで作業完了です!!
最後にバッテリーのマイナス端子をつけるのも忘れずに。
必ず説明書通りの規定トルクでボルトを締め付けてね!
そうしないと走行中シートがぐらついたら最悪の場合シートが外れてしまうよ!
どうでしょう。レーシーな雰囲気になりましたでしょうか。
体のホールド感,運転席からの目線はいかがでしょうか。
今までとは全く異なるカーライフが送れるのではないかなと思います!
純正シートとバケットシート,全然違います!
まとめ
ここまで読んでいただありがとうございます!
今回はバケットシートの取付方法についてブログを書きました。
バケットシートは内装の雰囲気の変化をもたらすだけでなく効果面でも抜群の力を発揮します。
腰痛改善や長距離運転の快適性など純正シートでは得ることができない満足感があります。
車をいじることに慣れている方であればものの30分あれば作業できるでしょう。
慣れていない方でも時間はかかるかもしれませんが作業自体は単純作業ばかりです。
これを気に車のDIYを始めてみるのもアリなのではないでしょうか。
ぜひバケットシートを装着しようか悩んでいる方,自分でバケットシートを取り付けてみたいと考えている方の役に立てればと考えています!
★バケットシートに関連する別ブログ★
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