こんにちは、ぽりっしゅです!
今回は日本国内で最も人気が高いと言っても過言ではない【SUPER GT】についてのブログです!
SUPER GTとは日本で開催されているカーレースの中のトップカテゴリーに位置づけられているカーレースです。そのため、国内モータースポーツの世界で有名な方がチーム監督をされていたり、ドライバーとして参戦しています。
さらにSUPER GTに参戦しているレーシングカーは全て市販車ベースのツーリングカーです。
1人乗りのフォーミュラカーではなく、市販車がベースとなったレーシングカーがレースをしている事も人気が高い理由の1つです。
知ってる車が走っている方が見ていて楽しいもんね!
モータースポーツ好きの筆者がカーレースの中で1番好きなSUPER GTについて概要と魅力をお伝えします!
この記事で分かること
- SUPER GTとは
- SUPER GTの魅力
SUPER GTを簡単に説明するとこうだ!
SUPER GTとは日本のツーリングカーレースカテゴリーの最高峰に位置するレースです。
年8戦開催されており、国内サーキットと海外サーキットでレースが行われます。
ここ数年は新型コロナウィルスの影響で海外サーキットのレースは開催されていないよ!
レースの成績に応じてポイントが付与され、最終戦が終わった時に1番ポイントを多く持っているチームがシリーズ制覇となります。
8戦が複数のサーキットで行われるので車によって得意なサーキットが異なることと、獲得ポイントに応じて負荷されるハンデがあり、トップ争いをする車が毎回異なるのも面白いところです。
2022年シーズンのSUPER GTには43台もの車がエントリーしています。
ただし、43台でトップを争う訳ではなくSUPER GTにはGT500クラスとGT300クラスの2クラスが存在し、2クラスの車が混走してレースを行い、それぞれのクラスでトップを争います。
2022年シーズンはGT500が15台、GT300が28台参戦しているよ!
GT500クラス・・・
日本国内自動車メーカー大手3社(トヨタ、ホンダ、日産)が参戦するカテゴリー。
GT300クラス・・・
あらゆる車種が3種類の規定に合わせて作成され、BoP(性能調整)を行い、僅差になるように調整されて参戦するカテゴリー。
後述してるけど、2クラス混走だからこその魅力があるよ!
上述の通りGT500クラスには国産の3メーカーしか参戦しておりませんがGT300クラスにはあらゆる車種、メーカーが参戦しています。
メーカー、車種の争いだけではなく【タイヤ】の争いが行われるのもSUPER GTの魅力です。
さらに、レースはコース上だけではなくピット戦略と呼ばれる、チーム毎で頭脳戦が繰り広げられています。
SUPER GTのレースは2日間かけて行われます。
2日間ともにレースしてる訳では無いよ!
じゃあ1日目は何をやってるんだろう?
SUPER GTは1日目が予選、2日間が決勝と2日間にわたって開催されます。
1日目に行われる予選の結果が2日目の決勝のスタートグリッドの位置になります。
また、予選&決勝を通して予選で記録するタイムが1番早くなるため、ドライバーは予選でトップをとると優勝したかのごとく喜びます。
ちなみに予選トップのことをポールポジションと呼び、ポールポジションを獲得すると1ポイント付与されます。
予選のタイムが決勝含め1番最速になる訳・・・
予選は1発勝負のため数周でタイヤを温め、1周(もしくは2周)の最速タイムが出るように走行します。数周しか走行しないので、ガソリンは少ししか入っていないですし、タイヤの劣化を気にする必要もありません。
さらには走行ルート(ライン)を邪魔する車もいませんのでドライバー自身と車のパフォーマンスを最大限出し切ることができます。
決勝レースではタイヤの磨耗を気にしたり、ガソリンをたくさん積んでおり、さらには抜きつ抜かれつを行いますので予選ほどのタイムは出ません。
そのため予選でポールポジションを獲得したタイムが1番速いタイムとなります。
ドライバーは速さを求めているため、1番はやいポールポジションを獲得すると優勝したかのごとく喜ぶのです。
ざっくりSUPER GTの概要をまとめました。SUPER GTとは上述したようなレースです。
上述したSUPER GTの概要をこれ以降、具体的に説明しましたのでご興味ございましたら、引き続き読んでいただけると嬉しく思います。
そして実は、SUPER GTは振り返ってみると歴史の長いレースです。
スタートは1994年まで遡ります。まだこの当時はSUPER GTという名前ではなく、全日本GT選手権というレースでした。全日本GT選手権がSUPER GTの前身となるレースです。1994年からスタートした全日本GT選手権が2005年からSUPER GTと名称を改め、今へと続きます。
全日本GT選手権の当時から、年間観客総動員数が日本のモータースポーツの中でトップを誇っています。観客動員数は人気を図る指標であるため、全日本GT選手権〜SUPER GTがいかに人気が高いかがわかります。
SUPER GT GT500クラス
SUPER GTのGT500クラスについてです。
とても簡単に言えばGT500車両の方がGT300車両よりも速いです。GT300車両との間に速度差があるため、レース中何度もGT300の集団に追いつき、うまく抜きながらレースを行わなければなりません。GT500クラスはSUPER GTの上位クラスです。そのためGT300クラスで実績を残したドライバーは、GT300クラスからGT500クラスへステップアップするというニュースを見ます。
GT500クラスにはトヨタ、ホンダ、日産の国内大手自動車メーカーの3社が参戦しており3車種15台でレースが行われています。
2022年シーズン参戦車両
- トヨタ・・・GRスープラ
- ホンダ・・・NSXtypeS
- 日産・・・フェアレディZ
GT500クラスの車両は市販車ベースではありますが、メーカーがSUPER GTのために作ったレーシングカーです。見た目には市販車の雰囲気が残っていますが、中身は全くの別物です。なので普通の人は買えませんし、買えたとしてもものすごい高級車で手が出ません。
普通の人が買えるレーシングカーであるGT3車両で参戦できるのがGT300クラスだよ!
GT500クラスの車両はフロントにエンジンを搭載し、エンジンは2リッター直列4気筒ターボエンジンであることが規定されています。チームによってGTウイング以外の空力パーツ、タイヤメーカーが異なるのでその点がメーカーから供給される同じマシンであっても速さに差が出る要因となっています。
GT500クラスは2リッター直列4気筒ターボエンジンですが550馬力のパワーを持っていますので、世界のレースを見ても速度域はトップクラスのツーリングカーレースとなっています。
GT500という呼び名は馬力が550だからそう呼ばれるようになったよ!
SUPER GT GT300クラス
GT300クラスには様々な規定の車両が混走します。
GT300クラス車両規定
- GT3車両
- MC車両
- GT300車両
車好きに人気のスポーツカーであるトヨタ86やスープラ、スーパーカーのランボルギーニやフェラーリ、そしてプリウスも走行しています。
これらの車種にそれぞれBoP(性能調整)が設定され、白熱したレースが行われるようにしています。
BoP(性能調整)がレースをより一層面白くするんだよね!
GT300クラス GT3車両
GT3車両とは自動車メーカーが製作したレーシングカーです。
GT3車両は後ほど説明するGT300規定の車両に比べるとエンジン性能が高い車両が多いため、BoPでエンジン性能に調整が入っていることが多いです。
国産のメーカーであればホンダやレクサスや日産、海外メーカーであればポルシェやBMWやアウディなどがレースをするためのGT3という車を開発して販売しています。いわば誰でも買うことができるレーシングカーです。公道走行はできない本物のレーシングカーのため通常グレードよりも2倍〜3倍程度の価格です。
ちなみにHONDA/NSX GT3で価格は約6000万円です。
うわー!なんだその価格、、、
GT3は車の一つのグレードと考えればわかりやすいね!
車両価格だけを見れば一見物凄く高額に見えます。高額であることに間違いはないのですが、購入すればすでにレースができる状態になっています。要は車両を購入してから開発にかかるコストがほとんどかかりません。イニシャルこそ費用がかかるもののその後のコストがGT3は格段に安いです。トータルコストで考えるとレース車両として物凄く高額という訳ではないそうです。
GT3規定の車両はSUPER GTのGT300だけでなく、DTMやニュルブルクリンク24時間レース、日本の耐久レースにも参戦ができるのでプライベーターチームがGT3車両を購入し、レースに参戦することができます。
お金さえあれば、誰でも自分のチームを持ってレースに参戦することができるということです。
GT300クラス GT300車両
GT300車両とは自動車メーカーがレースに出るための車を作って販売しているGT3車両とは異なり、GT300クラスに参戦できる車両を一から製作した車両です。2020年のシーズンまではJAF-GTと呼ばれていました。
GT300車両はGT300車両で参戦するチームが車を一から開発する必要があるため、参戦するにあたってコストが非常に大きい車両クラスです。多額のコストと時間がかかるためプライベーターチームには参戦障壁が大きく、GT300車両を使用するチームはワークスチームになることが大半です。2022年シーズンもスバル、トヨタのようなワークスチームがGT300車両を使用していました。
GT3車両に比べて開発コストや時間がかかるというデメリットがGT300車両にはありますが、GT300車両はチームが一からマシンを作り上げるため、自分好みの空力パーツ等開発が可能です。
空力パーツ等の変更が認められていないGT3車両に比べるとオリジナリティがある車両を使用してレースに参戦することが可能なのがGT300車両のメリットです。
GT300クラス MC車両
MC車両とはGT300車両規定の一部です。
GT300車両はGT3車両と異なり一から車両を製作する必要があるため、開発にコストと時間がかかル事をお伝えしました。
SUPER GTに参戦するチームの中にはかつてはレーシングマシンを一から開発し、GT300車両で参戦するチームが多々ありました。しかし、車の進化とともにレーシングパフォーマンスがみるみるうちに向上し、車の性能が上がるにつれて開発コストがかかるようになるようになりました。
そのため、「コストと時間的に厳しい」という意見から一時期SUPER GTに参戦する車両が減ってしまうという事態に陥りました。
その時はまだGT300クラスに参戦できるのはGT300規定の車両のみだったよ!
参戦車両が減ってしまったから、GT3車両の参戦とMCという車両規定を作ったんだよ!
そこで車両開発を助けるために【MC】という規定ができました。
MC車両とはGTAと呼ばれるSUPER GTを運営している団体が、GT300クラス向けに販売している共通のシャシー、エンジン、トランスミッションを用いて開発された車両です。シャシー、エンジン、トランスミッションのような車の核になる部分が共通部品となっているため、レーシングカー開発にかかるコストを大幅に抑えることができます。
MC車両は車両を購入さえすれば簡単にレースに参戦できるGT3車両と一から開発をしてレース参戦するGT300車両の中間に位置する車両規定です。GT3車両は開発が認められないので自分のチームなりの開発をしたいけどGT300車両ほど開発にコストはかけられないというプライベーターに大きなメリットがあるのがこのMC車両です。
本記事では一旦ここまでにさせていただきます!SUPER GTに参戦する車両について記事をまとめました。後編ではSUPER GTの魅力をお伝えします!
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